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三畳のロフト

大きな声では言えない好きなことを書く

時代劇と少女漫画

鬼平を見ていて思った。時代劇と少女漫画って似ているのではないだろうか。

 
鬼平』とは、池波正太郎鬼平犯科帳シリーズ50周年につくられたアニメであり、現在テレビ東京時代劇専門チャンネルなどで放送されている。
 
主人公の鬼平こと長谷川平蔵堀内賢雄が演じている(カッコイイ!)。硬派な感じのアニメで好き。テレ東では深夜2時という大変遅い時間の放映だが(うちにはHDDレコーダーがない)、おっさんパラダイスに弱いため眠気を堪えつつ見てしまう。
 
鬼平』のキャラデザが少女漫画っぽい(みんなかなり美形)、間に挟まる時代劇専門チャンネルのCMが女性をターゲットにしてるっぽいなど、時代劇と少女漫画を結びつけやすい状況にあるのは確かだ。
それを考慮に入れた上でも時代劇と少女漫画は似ていると思う。
 
この二つの類似点はカッコイイ男性の徹底的な理想化だ。
 
少女漫画のヒーローは女性が理想化した(もしくは理想だと想定される)男性だ。カッコよくて、少し意地悪で、でもヒロインには優しい面を見せて、いざとなったら助けてくれて、信念を曲げないで努力する…そんなヒーローが多い。
 
時代劇では女性受けというより、男の理想の男!を追求している感じがする。
カッコよくて、渋くて、情に厚く、でも冷静沈着、敵さえも頷かせる魅力に溢れている…そんなヒーローが多い。
 
時代劇を見ているとき、少女漫画を読むとき、現実は排除されて理想の世界に酔う。どんな非現実的なことが起こっても、様式美の中では意味をなさない。
 
地味なヒロインが美少女でも、学校中のイケメンというイケメンが揃ってヒロインを奪い合っても、親友と好きな人が被って気まずくなり色々あって最終的に許されても、少女漫画の世界に入ってるので読んでいる間はそんなツッコミは考えない。あぁ、周りに惑わされないで!自分の愛を貫いて!とヒロインを応援してしまう。
 
時代劇でも同じだ。父親思いの町娘は悪代官に見初められたあげく死ぬし、ヒーローたちは殺人が合法かのようにバッサバッサと薙ぎ倒していくし、印籠を見せれば大体の問題は解決する。
 
徹底された理想化および様式美の中では現実の入り込む余地はない。そういう点で時代劇と少女漫画は似ている。
 
さらに共通するのはトキメキだ
うわ…カッコイイ…というトキメキ
少年漫画のようにこうありたい!という願望ではなく、うわ…カッコイイ…という詠嘆
こうありたいより先に、その剣さばきや美しさに溺れるのである
トキメキという点でも似てると思う。
 

おっさんパラダイス『鬼平』…最高です…
おっさんパラダイス好きにはテレ東ドラマ『バイプレイヤーズ』の視聴もオススメします…
カッコイイおっさんを堪能して、豊かに生きよう…(恍惚)